良くある労働のご相談
- 未払いの残業代を取り戻したい。
- 唐突に解雇を言い渡された、理由は自分でもよくわからない、あるいは心当たりはあるものの解雇の理由としては納得いかない。
- 止めるように言っても性的発言が収まらない上司がいる、なにかと侮辱的発言を繰り返す上司がいる。
弁護士に相談するメリットとタイミングについて
残業代請求には2年の時効がありますので、主張をしたいのであれば、いますぐご用命ください。解雇問題も同様です。違法であったとしても事実上解雇された立場にあるのですから、悩んでいるだけでは解決しません。各種ハラスメントについては、確実な証拠の収集が求められますので、ご自分の判断で進めず、専門家の判断を仰いだ方が良いでしょう。
未払い残業代請求の相談ケース
ご相談内容
転職を機に残業代を請求しようと考え、タイムカードを取り寄せたのですが、「一部しか残っていない」と言われてしまいました。こうした場合、証明できる期間しか主張できないのですか。
法律相談での対応
そのようなことはありません。それに、言い逃れをしている可能性も考えられます。まずは、わかっている範囲で堅い請求を行い、訴訟のなかで公開させてみてはいかがでしょうか。仮に相手の言い分が事実であったとしても、残業が常態であったことを示せば良いのです。
正式なご依頼を受けて
記録が残っていない時期の残業についても認められ、過去2年分の賃金が支払われました。
ワンポイントアドバイス
証人(本人)尋問のほか、手帳、入館記録、パソコンログなど、残業があったことを示せる手がかりはいくつか考えられます。証拠を100パーセントそろえなくても対処は可能です。ぜひ、お知り置きください。
不当解雇の相談ケース
ご相談内容
業務上のミスを理由に、解雇を言い渡されました。反省はしているものの、それほど大きな損害を与えていないと思うのですが、今後どうすれば良いのでしょうか。
法律相談での対応
即時解雇はよほどのことがない限り、簡単には通らないと考えて結構です。不当だと思ったら、おおむねその疑義は当たっているでしょう。地位が回復されるまでの給与は取り戻せますが、復職まで希望するかなどその後のことはご自身のご判断となります。
正式なご依頼を受けて
「労働審判」という訴訟よりも早い解決が望める手続きを利用し、2回の出廷で、地位の回復と未払いの労働賃金が認められました。
ワンポイントアドバイス
不当な処遇を受けたからといって、一方的に会社へ居続けても、かえって状況をこじらせるだけでしょう。仕事を与えられなかったり、入館させてもらえなかったりすることが考えられます。正しい方法で早急な解決を図ることをお勧めします。
法律相談のススメ
深刻なハラスメント被害を我慢している人がいらっしゃいます。おそらく、誰に相談したら良いのかわからず、あるいは相談して何かが変わるとは思われていないのでしょう。ぜひ、弁護士が解決できるということを知っておいてください。遠慮せずにお声がけいただきますようお願いいたします。