良くある離婚のご相談
- どのような場合に離婚が認められるのか。
- 家を追い出され,実家に避難している。離婚したいが,家に残した荷物も取り返したい
- 別居後、生活費が送られない。あるいは、送られてはいるが不十分である。
- 離婚自体は合意できているが、金銭面で折が合わない。
- 暴力暴言に何年も悩まされている。いい加減解放されたいが,1人で立ち向かうのは怖い。裁判所でも顔を合わせたくない。
- 不倫していることが判った。離婚したいが不倫相手にも責任を取って欲しい。
弁護士に相談するメリットとタイミングについて
家を出て行きたい／出て行かされた，不倫していることが判った／ばれた，離婚の調停をしたい／調停を申し立てられた など，大きな状況・心境の変化が訪れたらお早めに御相談下さい。事案によっては，その時点ではまだ具体的なサポートができないかもしれません。それでも，あらかじめ気をつけるポイントを知り行動することは大切です。逆に，早く動き出さないと大変な損失を被ることもありえます。今後に向けて今なにをすべきか，お一人で抱え込むことなく，私たち専門家と一緒に考えていきましょう。特に離婚に当たっては，親権，面会交流，財産分与，慰謝料，年金分割など考えることが山積みです。制度自体を御存じないこともあるでしょうし,ご存じでも結論は事案によってよりけりですから，お一人で正しい判断をすることは到底困難です。また，弁護士を付けるということは，悩みを1人で抱えなくて良いということです。被害者的立場にある方にとっては,それだけで気持ちが楽になるでしょう。
浮気や不倫に伴う慰謝料問題の相談ケース
ご相談内容
浮気の証拠をつかんだのですが、夫に言い逃れされてしまいます。どうすれば良いでしょうか。
法律相談での対応
まず,その「証拠」がどういうものなのか吟味しなくてはなりません。不貞とは,配偶者以外の異性と自由意思で行う性交渉ですから,不貞の証拠と言えるには性交渉があったことを推認できなくてはなりません。もっとも,過度に親密な交際をしていることがうかがえれば,離婚や慰謝料請求の理由になる可能性があります。
正式なご依頼を受けて
吟味した結果,性交渉を証明することは難しいと思われましたが,親密に交際していることはわかりましたので離婚調停を申し立て,その中で異性関係について言及し,慰謝料（解決金）を要求することとしました。異性関係以外にも突ける点がありましたので,合わせ技で妥当と思われる金額を手にすることが出来ました。
ワンポイントアドバイス
証拠からどこまで推認できるか,不貞を証明できないとしても他にやり様はないか,等々考えることは数多くあります。最低限，依頼はしないまでも証拠の評価を法律相談の中でするなど,事前の準備はしっかりやるべきです。一緒に考えていきましょう。
お子さまの親権と養育費の問題の相談ケース
ご相談内容
父親が親権を取るのは難しいと聞きました。何か良い知恵はないでしょうか。
法律相談での対応
相手の監護状況の不備を主張する方法もありますが、それより大切なのは、あなたがお子さんに対し「どれだけ細やかな情愛を注げるか」です。お子さんの健全な生育には何が必要なのか、それを自分が提供できることを示す必要があります。
正式なご依頼を受けて
親権が取れなくてもお子さんに会えることをご理解いただいた上で、面会交流の機会を充実させていきました。
ワンポイントアドバイス
親権を当事者同士の気持ちで決めると、取るか取られるかの係争に発展してしまいます。そうではなく、お子さんの将来を考えた、適切な判断を行いたいものです。
婚約破棄の相談ケース
ご相談内容
付き合っていた男性から「結婚しよう」と言われていたのに、突然、裏切られてしまいました。慰謝料などを請求することができるのでしょうか。
法律相談での対応
お話を伺った限りでは厳しいかもしれません。式場の予約や実家へのあいさつなど、客観的に見て「結婚する意思が確定している」と感じられる段階が「婚姻の予約」となります。
正式なご依頼を受けて
「婚姻の予約」を法廷で立証することが難しいため、弁護士を挟んだ話し合いをした結果、「和解金」が支払われることになりました。
ワンポイントアドバイス
不倫ならこれからの証拠を追えますが、婚約破棄の場合、いままで蓄積された事実から立証するほかありません。ただでさえ糸口が少ないので、じっくりとご相談に乗らせて下さい。
法律相談のススメ
離婚にまつわる問題には特に力を入れております
法律相談は、今後の方針を固める場でもあります。気持ちが整理できると「何がしたいのか」が見えてくるでしょう。その上で、ご本人に決めてもらうためのアドバイスをいたします。相談したからといって、直ちに裁判などを起こすわけではございませんので、準備や下調べの段階から気軽にお声がけください。
